【老後資金を安心して準備する3つのステップ】〜お金と心のダブルで備える術〜

「老後って、いくら必要なんだろう?」「年金だけで足りる?」「医療費や介護ってどれくらいかかるの?」

エンディングノートや終活を始めると、多くの方がぶつかるのが“お金”にまつわる不安です。
とくに【自分が亡くなるまで、安心して暮らしていけるのか】は、誰しもが抱える大きなテーマです。

老後資金の準備は「特別な人」だけがやるものではなく、誰もが“今”から始められるものです。
今回は、老後資金を安心して準備するための3つのステップをご紹介します。

老後資金は、いくら必要?

老後に必要なお金は意外と“見えにくい”ものです。
まずは「どれくらい必要なのか」を具体的に知ることから始めましょう。

  • 老後の平均支出(夫婦2人):約27万円/月 ※2024年家計収支編 75歳以上
  • もらえる年金(夫婦合計):20〜22万円/月

老後資金について話題になった「2,000万円問題」。
これは、夫婦ふたりで年金だけの生活をした場合、毎月の生活費が約5万円足りず、その赤字が30年間続くと、合計で約2,000万円が不足するという試算がきっかけで広まりました。

ですが、実際は暮らし方・家族構成・住まいの有無・健康状態によって必要額は人それぞれです。

また年金の受給額は、会社員か自営業かといった働き方の違いや、加入年数によっても変わります。

「どう準備すればいいの?」「自分の場合はいくら必要?」と思った方は、ぜひこのまま読み進めてみてくださいね。

【老後資金を安心して準備する3つのステップ】

将来が不安だからといって、今をガマンしすぎるのも本末転倒。
お金はあの世に持って行くことはできません。

そこで大切なのが「老後のための貯金」は、今の暮らしとバランスよく準備していくこと。

ここでは、具体的な準備方法を3つご紹介します。

① 今の暮らしと老後の暮らしを“見える化”する

まず最初に大切なのは「現状を知ること」です。

  • 毎月いくら収入があって、いくら使っているのか?
  • 固定費(家賃・光熱費・保険料など)はいくら?
  • 自分や家族の貯蓄額・資産状況はどうなっているか?

これらをざっくりでもいいので整理しておくと「今の生活を続けると老後はどうなる?」という未来のイメージがつかみやすくなります。

特別な表やアプリを使わなくても、ノートに手書きするだけでも効果的です。
「見える化」は不安を軽くする第一歩になります。

また「老後に自分はいくら必要なのか?」を把握しておくことも、安心につながります。

「なんとなく不安」の正体を見つけるには、実際に数字で確認するのが一番。

質問に答えていくと自分に必要な老後資金を計算してもらえるサービスがあるので、ご紹介しておきます。

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② 小さくても“積み立て”を習慣化

老後資金は一度に準備できるものではありません。
だからこそ、毎月コツコツ積み立てていくことが大切です。

たとえば、

  • 毎月5,000円を積み立てれば1年で6万円
  • 10年で60万円、20年で120万円になります

積立専用の口座をつくって自動引き落としにしておけば、手間も意識も最小限。
「気づいたらたまっていた」という状態を作るのが理想です。

また、iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISAなど、税制優遇のある制度を使えば、より効率的に資産形成ができます。

小さな習慣でも、未来には大きな安心に変わります。

その他に、老後の資金準備として「保険」を活用するという選択もあります。

◎ iDeCo(個人型確定拠出年金)
老後資金専用の制度。掛金が全額所得控除になり、税制メリットが大きいです。
60歳まで引き出せないため、「老後のための貯金」として強制力があります。

◎ つみたてNISA
少額からコツコツ積立。運用益が非課税で、途中で引き出すことも可能。
老後だけでなく中期の備えにも◎。

◎ 保険商品の活用
老後の収入源として「個人年金保険」、医療・介護費用対策として「終身医療保険」「介護保険」なども選択肢に。
ただし、「増やす」より「守る」目的で選びましょう。

◎ 支出の見直し
生活費を減らすことで、準備のハードルも下がります。
固定費(スマホ・保険・サブスク)など、意外なところに“削減のヒント”があるかもしれません。

③お金だけでなく、心も備える

老後の準備において見落としがちなのが「心の準備」です。

家族と話し合う

年金・医療・介護・相続など、「もしもの話」を家族と共有することが、安心につながります。
エンディングノートを活用すれば、話し合いもスムーズに。

自分らしい老後を描く

老後=我慢の時代…ではなく、「どんな暮らしがしたいか」を描くことが大切です。
旅行?家庭菜園?地域活動?
やりたいことによって、必要なお金も変わってきます。

大切なのは「最期まで安心して暮らせる準備」

老後資金の準備は、完璧である必要はありません。
大切なのは「不安を抱えたままにしないこと」。
そのために、まずは今できる小さな一歩を踏み出してみませんか?

  • ねんきん定期便をチェックする
  • iDeCoやつみたてNISAの資料を取り寄せてみる
  • 家計簿を1ヶ月つけてみる
  • 家族に「老後のこと」を話してみる

あなたの未来の安心は、「今日の行動」から始まります。

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